2011年07月27日

福島市民の必死の叫び

場所は、福島駅横のコラッセふくしまにて7月19日に「政府交渉 in 福島」と題して行われた、福島市民と政府関係者との交渉。
福島市民の必死の叫び
住民との交渉テーブルについたのは、写真左から
(独)放射線医学総合研究所:山田裕司 文部科学省原子力安全課:鍋倉幸雄 原子力災害現地対策本部室長:佐藤暁 原子力災害現地対策本部総括班:原昭吾 原子力安全委員会:生駒豊 原子力災害現地対策本部住民支援班:新保昌人 さんら
福島市民の必死の叫び
行政側の説明は文章を読みながら、「直ちに人体に影響がある数値ではありません」などのらりくらり説明。

そんな中、必死の訴えが続く。
福島市民の必死の叫び
9歳と1歳2ヶ月の子どもがいるなか、私は普通の生活をしたいだけなんです。不安で不安でしょうがなくて、子育てがつらい、危険だから家にいればとあったけど、子どもの成長過程の中で花を摘んだり虫を捕ったり太陽を浴びながら成長して行くのがどれだけ重要かわかりますか?子どもに普通に生活させられない。私の家も毎月10万円の住宅ローンが残っています。避難したくても迷う。主人は福島に残って仕事をして私たちを避難の資金を作るからと。住宅ローンはどうするって主人に聞くと「俺が死んだら保険金が入るから、それで何とかなる」うちの旦那は私と子どもを守るために命をかけてる。私の妹も結婚前で避難をするか迷っている。元気な子どもを産み育てるためにも、避難を考えていたが、いま交際している人を残して避難できない。不安でたまらないと悩み迷う。

高校の先生は、子どもたちの事を思い、登下校の際はマスクをちゃんとつけようと呼びかけ続けると
福島市民の必死の叫び
校長室に呼ばれるようになり、子ども達の不安をあおるのはやめろと連日パワハラを受け、今月退職する事に

すべては紹介できませんが、続々と必死の訴えが
話を聞きながら、涙があふれとまりません
福島市民の必死の叫び
その訴えに対して、「避難したい人は自分で判断して避難したらいいんです」
と淡々と対応する担当者に、会場から非難の声が

本当に福島で求められている物は多岐にわたり、深刻な実態と放射能への知識と対応が行政も住民もバラツキがあるうように思われ、あらためて「想定外」という言葉で言い逃れできないと痛感しました。

ひとたび事故が起きれば、人体にも動植物にも地球環境にも多大な影響を与える原子力発電所を管理する側は、あらゆる想定に対応する能力がないと管理すべきでないものだと。

いや、あらゆる事故に対応できる事ができるわけが無いのだから、あらためて原子力エネルギーに国民もメディアも政府も企業も向き合い、エネルギーについて考えていかないといけません。

文責:小玉直也



Posted by 東日本大震災支援fromMiyazaki at 07:49│Comments(0)
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